「高速使用料の管理をどうしていますか」
毎月20日頃になりゃあ請求書が来るから、それを見りゃあわかるよ。
「日々の管理はどうされていますか」
運転手が印刷して日報につけてるよ
「ご覧になっていますか」
そんなの見てないよ、それでなくても忙しいんだ
そうですね。これが一般的なパターンでしょうか。
でも、考えてみてください。
高速代とは利益を蝕む大きな要因です。
高速代の増減がモロに利益に跳ね返ってきます。
これを管理しない手はありません
おそらく皆さんの現在お持ちの機器をフル活用するだけで日々の使用料を知ることができます。
必要な機器
@ コンピューター
RS232Cのインターフェイスが必要です
これが意外と難しい(USBのインターフェイスも可能ですが・・説明書参照)
中西総合運輸((株)の場合は、たまたま、RS232Cのインターフェイスのあるコンピューターだった。
A ETCカード、卓上印刷プリンタ(EP-D3モデル)
モデルがわからないときは機械の底を見てくださ
ちなみに、メーカー小売希望価格 61,950円(税込)です
ロール紙は 10巻で6,000円(税込)前後です
1巻で250件程度印刷できます
BRS232Cクロスケーブル
今、コンピューターとつないで、料金所マスターのバージョンアップをされている場合は付属のケーブルで可。ない場合は通販で1,000円程度で買えます。
必要なソフトウェア
@ETCPRO3
ETCPROを新規に買う場合は 29,400円(税込)必要です(カードリーダーが付いてきますが、これは使わない)
今、ETCPRO1、2をお持ちの方はデンソーウェーブのHPからバージョンアップをしてください。
が、それぞれのソフト(「ETCPRO」・「ETCPRO2」・「ETCPRO3」)を共存することはできますが、「DB登録」されているデータを移行することはできません。
デンソーウェーブのHPを見ていただいて、慎重に。。。
http://www.denso-wave.com/download/etcp/etcpro.html
AEXCEL2003、またはEXCEL2007
3.料金所マスターのセットアップは必要ないと手引書には書いてありますが、中西総合運輸(株)でセットアップした時はこの作業をしないと卓上プリンターをコンピューターで認識できませんでした
料金所マスターの更新については
http://www.denso-wave.com/download/etcp/epd3.html
これで、オフラインで使っていた、卓上プリンターが、オンラインのデータ読み取り機と卓上印刷機に変わりました。
もちろん、今まで通りオフラインでも使用できます。
ETCPRO3の処理についての詳しいことは
デンソーウェーブをご覧ください
ETCPRO3で取り出したデータをEXCEL-VBAで処理をするのが「N_ETCsystem」です
中西総合運輸(株)では、アプリケーションソフト運送業システム「一番星Ver.6」を導入していますので、ETCデータと、運送データをリンクさせて表示をしています。
ETCPRO3の「CSV出力」を使います
ちなみに「CSV」とは
Comma Separated Values の略でデータをカンマで区切ったファイル形式です。
異なったアプリケーション間(例:ACCESSとEXCEL、VBとEXCEL)のデータの受け渡しに使われます。
メモやWORDでも編集できます。
1.集計表
部門別に、高速使用料金を集計します。
金額欄が、青字になっているのは、 2.カードaA日別集計表のカードbヨのリンクが設定されているからです。
金額欄をクリックすれば、2.の表の該当カードbノジャンプします。
2.カードuハ、日別集計表
カードの日別の使用金額です。
金額欄が青字になっているのは、3.明細書へのリンクが設定されているからです。
金額欄をクリックすれば、3.の該当の日の明細にジャンプします。
3.明細書
ETCカードに記録されたデータの一覧表です。
日計、および合計が出力されます。
時間の午後の欄は塗りつぶしがされています。
ETCPRO3から出力されたCSVデータを、EXCEL VBAで処理をしています。
出力される帳票は、EXCELとなっていますので、表の修正等簡単にできます。
また、シート間にリンクがかかっていますので、探す手間が大幅に削減できます。
CSVデータを加工すれば、これらの表を作成することは可能ですが、膨大な時間とエネルギーが必要です。
使う言語は何でもいいのでうすが、いち早く高速料を把握するツールとしてこのシステムを開発しました。
中西総合運輸(株)の場合は、「一番星」が導入されていますので、3.明細書の「出口料金所」の横に、
一番星でつかんでいる、該当車両の運行経路が表示できます。
また、何カ月間かデータを累積すれば、比較グラフが出力できるようになっています。
このように、帳票間にリンクをかけることにより、表の見やすさを図りました。
これで、いちいち表をプリンター出力することなく数字の管理を行えます。
実際に出力される「EXCEL」ファイルをダウンロードしていただき、使い心地を確かめてください。
ファイルはダウンロードの負荷軽減のため、データ件数を少なくしてあります。
出力されたEXCELファイルのダウンロードは こちらから